たつのの有名人&達人

インタビュー音楽の達人 守谷忠彦さん(第3回)

<バンドのスタイルと今後の活動等について>

聞き手;バンドのスタイルとしては、アコースティック(電気的な増幅なしに演奏する楽器を主体とした楽器編成)なフォーク系でしょうか?

守谷;そうです。フォーク系、民謡系、それからポップス系の曲もボサノバなんかをやったりしています。フォークロックもしました。民謡では、姫路城を詠った三木治子さんという方の「市川物語」の詩に曲をつけたりしました。

聞き手;曲の展開というか歌の方向性はどうですか?

守谷;やはり“地元ソング”ですね。私もたつのの人間なので、たつの(龍野)を歌っていきたいです。もちろん、自分の暮らしの中から良いなと思った体験、経験、そしてひらめきなど、地域の皆さんに共感してもらえるような詩や曲を創りたいです。いわゆるメジャーな人たちはそういう人たちの歌がありますけど、我々アマチュアは、地域に住んでいて我々が出来ることというのがあると思います。播磨や西播磨の歌を創っていくのが地元のミュージシャンの役割でしょうかね。

聞き手;そういう中で、バンドの楽器編成ですが、今はアコースティックな楽器編成ですけれどドラムが入っていないですね。

(賀茂神社コンサート)
(賀茂神社コンサート)

守谷;別に入れてもかまわないですよ。

聞き手;そういうパートが出来る人材さえいたらということですか?

守谷;そうです。表現の仕方は多彩にやりたいですよ。音楽性はいろいろあって良いと思います。基本はアコースティックな楽器主体で、ブラスなんかも入ったら良いと思いますけど。

聞き手;いろいろ新しいものを創りながら音楽活動に反映していくということですね。

守谷;昨年の30周年のコンサートの時に“30歳から50歳ということで、30周年から50周年”ということを洒落で言ったら意外と受けましたね。(笑)

聞き手;あの時、私も聞いていましたよ。“おお!50周年まで頑張りはるねんな”と思いました。

守谷;メンバーもだいぶ遺影になっている人が多いんちゃうかと言ったりしていましたが、お客さんもそうなっている人が多いから、席に遺影を飾っていたりしてね。(笑)まあ、それは洒落ですけど。

聞き手;あの時、皆さんなごやかに笑いながら聞いておられましたね。またそれぐらい出来たら良いですよね。
私は、歌というものは、年齢とともに年輪を重ねていく中で変わっていくものだと思います、守谷さんご自身も30周年を越え、50周年に向かっていろいろ創作活動をしておられると、今と対象や表現が変わっていくのではないかと思います。

守谷;高齢化社会だから、高齢者の気持ちを思いながら、さわやかに軽く、洒落も入れて創りたいと思います。

聞き手;そうそう、笑いもさそいながらね。(笑)

守谷;ユーモラスな感じが出たら良いですね。

聞き手;ユーモラスな中に、哀愁やわびしさもあるというような詩を創って頂きたいです。そして日常感じていることを代弁出来たら良いと思います。

守谷;もうすぐ私も70際になりますし・・・。

聞き手;いや、創作活動には年齢はないと言いますので。

守谷;確かに、創作活動は年をとるほど味わいが出てくると思います。

聞き手;年と共に脳にしわが増えるのと同じように、身体にしわが増えて味が出てくるのでしょうね。

(30周年記念ライブ〜その2)
(30周年記念ライブ〜その2)(30周年記念ライブ〜その2)(30周年記念ライブ〜その2)

聞き手;ところで、今は年間どれぐらい出演回数があるんですか?

守谷;大体年間10回ぐらいです。

聞き手;定期的なものは?

(オータムフェスティバル出演)
(オータムフェスティバル出演)

守谷;5月の世界の梅公園のミュージックフェスティバルとか 、龍野のオータムフェスティバル、そして自主コンサートですね。それ以外は依頼があって出演する形です。

聞き手;今後もたつの市内でもいろいろ聴ける機会があるということですね。我々も、このサイト(たつのへようたったなぁ)でPRさせて頂きたいと思います。

聞き手;それから、ひとつ山さんの演奏を聴いて、新しい人が参加したいと思われる場合があると思いますので、練習場所なんかを教えて下さい。

守谷;練習は、今は主に個人の家でやっています。私の家や大石さんの家とか、タキロンの元保養所を借りたりしています。

聞き手;頻度はどうですか?

守谷;大体、月2回程度火曜日の夜にやっています。ライブの予定が入ればそれに向けて別の日に場所を借りて練習したりしています。

聞き手;またホームページを見られた方が参加して頂けるようになったら良いですね。

守谷;フルバンドになるかもね。(笑)フルートやサックスが出来る人が一人いたら良いんですがね。また、エレキギターの人もいたら良いと思います。

聞き手;またこのHPを見られたり、実際の演奏を聴かれた方が参加して頂いたら嬉しいですね。 最後に、今後の抱負や予定を聞かせて下さい。

守谷;今後は、もう少し新曲が出来たらセカンドアルバムを出したいですね。また6月には「うすくち龍野醤油資料館・奥蔵」で結成30周年コンサート第2弾!(チラシをご覧下さい-PDFファイル-)をやりたいと思っています。その中で新曲として龍野の城下町の歌などもぜひ創りたいなぁと思っています。新曲が10曲ほど創れたら、さらに10年やっていけると思います。停滞してしまったらいけないので、たえず新しい曲を創っていかないとね。

聞き手;大変意欲的で、まだまだこれから楽しみですね。本日はいろいろとお聞かせ頂きありがとうございました。

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