たつのの唄を聴こう!
醤油もろみかき唄
「醤油もろみかき唄」
唄 梶原節雄 / 掛け声 小山宗和 / 協力 ヒガシマル醤油株式会社
「醤油もろみかき唄」について
龍野醤油は鉄分が少ない軟水を使い、独自の麹造りや甘酒を加えるなどの工夫によって貞亨元年(1684年)には商品として他の地方に出荷していました。
19世紀に入ると、京都における他国産醤油の6割を播州地産が占め、内7割が龍野醤油でした。
これに伴い発達した麹造りや樽作りなど、伝統的醤油造りに欠かせない周辺技術も、昭和の中頃より近代化が進み、伝統技能を有する職人も高齢化によって姿を消しつつあります。
このため、うすくち醤油伝承保存会では、もろみかきやその作業唄「醤油もろみかき唄」など、失われた伝承技能は、過去の記録や技能保持者の実演姿として映像に残しておりますが、ここでは、「醤油もろみかき唄」をお聴き頂きます。
- アア 五万石でも アーヨイヨイ
アーヨイヨイ 脇坂様は
花のお江戸で知恵頭 - アア 揖保の川瀬の アーヨイヨイ
アーヨイヨイ 若水くんで
仕込みますぞえ 初仕込み - アア 仕込蔵から アーヨイヨイ
アーヨイヨイ もろみが香る
町は桜の花がすみ - アア もろみかきすりゃ アーヨイヨイ
アーヨイヨイ もろみがかかる
若い娘に 目がかかる