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御津町・新舞子浜の潮干狩りの風景

先日(2007年6月2日)は絶好の潮干狩り日和でした。久しぶり(約40年ぶり)に潮干狩りの風景を味わいました。ただ、その日の午後は用事があって、昼前に浜に行かざるを得ませんでした。干潮予定時刻は新舞子観光協同組合のホームページによると16:44ですから、その時刻よりかなり早い時間に行くことになりました。さてどうなりますやら。(写真をクリックしたら拡大出来ます)


国道250号線の「新舞子入口」の交差点から車で南へ2,3分走ると、左手に大きな駐車場が見えてきます。ここは約1000台駐車出来る大駐車場で、1日500円で駐車出来ます。ここに車を停めて浜まで歩いて1分ですから大変便利ですね。
浜の手前には、道沿いに約15軒のホテルや休憩所が立ち並んでいます。松林と海が見える所にあるお店を見ると、潮干狩りに必要な「くまで」や「じょうれん」、「バケツ」から「パラソル」まで“レンタル”で借りられるという看板を発見。これは便利ですね。写真のようにレンタル費もそう高くありませんので、何も持たずに手ぶらでも潮干狩りが楽しめます。ちなみに、くまでは100円、バケツ(大)は200円でOKです。それからもう1つの看板、休憩料と入浜料がセットになって1400円という表示が目に入りました。通常の入浜料は大人1200円ですからプラス200円で休憩・駐車料金無料ということになり、人数によってはかなり割安だなと感じました。

ホテル&休憩所道具レンタル可休憩料金立て看板


砂浜の松林浜の入口には松林があり、この風景を見ると気分そう快で、“久しぶりに海に来たなぁ!”と両手を大きく広げて思い切り背伸びをしました。浜の入口の料金所は2箇所あり、海に向かって右手が下の真ん中の写真で、少し離れて左手にあるのが左側の写真です。
浜に入ってみると、既に沢山の家族連れや、カップル等でにぎわっていました。干潮時刻まで約4.5時間前なのにこんなに人がいるとは思ってもいませんでした。
こんな時間だからまだ潮が引いていないと思っていたら、意外にもかなり砂浜が広がっていました。この時の写真(右端)を見られたら分かると思います。

左手の料金所右手の料金所遠浅の砂浜


海に向かってずーっと歩いていき、水際のところまで行ってみました。小さな幼児から、子供、若いカップル、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんまで、みんな夢中で貝掘りを楽しんでいます。水の深さもそんなにありませんから、小さいお子さんでも自分の手やくまでで掘ることが出来ます。また砂山を作って遊ぶことも十分出来ますよ。(潮干狩りに来ているのに何の意味があるんか?って??)
さて、みなさんの“釣果”ならぬ“成果”は?写真でも網の入れ物に貝を入れている人が多いですが、ちょっとバケツの中を覗かせて頂きました。おおざっぱには、ハマグリが7割、アサリが3割といったところでしょうか。昔はアサリがほとんどで、ハマグリは1割もいませんでした。ハマグリだと、そのまま火にあぶって殻が開いたらポン酢などをちょっと垂らしたら絶好のお酒のツマミになりますので、お父さんたちには嬉しい夕食になるでしょうね。アサリもハマグリもお吸い物や味噌汁に入れたり、酒蒸しにしたり、お子さんからおじいちゃん、おばあちゃんまで、採れ採れの海の幸を楽しむことが出来ますので、きっと2,3日貝づくしになるのではないかと思います。

干潮前なのにとっても賑やか!干潮前でも十分掘れるどれくらい採れたかな?老若男女み〜んな潮干狩りに夢中!ひたすら掘って掘って・・・たくさん採れてます♪

 


それから、新舞子は、マテガイ(マテ貝)が採れることで有名です。先日(5/27)19:00からの日本テレビ「ザ!鉄腕!DASHU!!」で、御津の新舞子浜が遠浅でマテガイが採れる浜として紹介されました。そこでマテガイを採った人を捜したのですがなかなか見つかりませんでした。マテガイを捕まえているところ。細長い棒のようですがこれがマテガイです。新舞子観光協同組合の方にお聞きすると、干潮の1時間ぐらい前だとかなり沖の方まで遠浅になるので、それぐらい先の場所でないと採れないということでした。“ざんねーん(残念)!”小生の昔の経験では、まず砂の表面に穴を見つけないといけません。それから「じょうれん」で穴を崩さないように慎重に掘り進み、ある程度掘ったら一ツマミの塩を穴に入れてみます。そうするとマテガイは息苦しくなって(本当かどうか定かではないですが)ぴょんと跳んで出てきます。出てきた瞬間をひょいとつまんで捕まえます。今回はそれが出来なくて大変残念でした。
[取材の後、新舞子観光協同組合の方からマテガイを捕まえているところの写真をご提供頂きました。]


一方、浜の入口近くでは、昼寝や家族の休憩場所としてビーチパラソルを立てたりテントを張ったりしている光景が見られました。また、昼時でしたので、バーベキューでさっそく新鮮な貝を焼いているご家族もありました。さらに帰り道の海岸沿いのお店では、おいしそうな焼きトウモロコシも売っていまして、小生のお腹がグーッと鳴っていました。

テントを張って一休み浜辺の定番!焼きトウモロコシ。

<取材を終えて>

こんなに早い時間(干潮の4.5時間前)でも潮が引いているのには大変驚きました。半日以上たっぷり楽しめそうですね。小さいお子さんがいらっしゃるご家族や若いカップルには“持って来い”の場所ではないでしょうか?
小生も、次は取材ではなく、家族を連れてきて楽しみたいと思いました。そして、マテガイにも久しぶりに会いたいなぁ!(取材;TCC前田清悟)

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